クラウドデータ、システムデータ、リーガルデータ、AIデータなどのデータアセットマネジメント事業を展開するAOSデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 春山 洋 以下 AOS データ社)は、シビックテックデータ管理において、管理の効率化を実現するためシビックテックデータの保存やデータのリスク管理まで、データを総合的にマネジメントし、AIによるデータ分析や活用につなげることができるデータマネジメント製品「シビックテックデータプラットフォームAOS IDX」(https://AOSIDX.jp/)のInside実装サービスを、2023年8月29日より販売開始することをお知らせします。
「シビックテック（CivicTech）」とは、シビック（Civic:市民）とテック（Tech:テクノロジーズ）を組み合わせた造語です。市民自身がテクノロジーを活用して、行政サービスの問題、コミュニティの問題、社会課題を解決するための技術やデジタルツールを指します。この分野では、市民、政府、非営利団体、企業、技術者など、さまざまなステークホルダーが連携して、社会的な課題を解決するためのイノベーションが生まれています。
シビックテックの例としては以下のようなものが考えられます：
シビックテックは、技術を活用して市民の日常生活を向上させ、より透明で参加型の社会を実現することを目指しています。
シビックテックのニーズが高まっている背景には、複数の要因が関係しています。以下にその主な要因をいくつか挙げます：
これらの要因の組み合わせにより、シビックテックの重要性やニーズが高まってきています。市民、政府、企業などが連携し、社会の課題解決に取り組む新しい動きとして、シビックテックは注目されています。
RESEARCH AND MARKETSによると、世界のCivicTechの市場規模は、2022年の１兆445億ドルから、2027年には、1兆3,120億ドル、年率4.5%で成長するとのことです。
https://www.researchandmarkets.com/report/civic-services
シビックテック (Civic Tech) におけるデータの保存と共有に関連する課題は多岐にわたります。以下は、その主要な課題点をいくつか挙げます：
これらの課題は、プロジェクトの目的やスコープ、関わるステークホルダー、使用する技術やツールによって異なる場合があります。したがって、具体的なシビックテックのプロジェクトを進める際には、これらの課題を具体的なコンテキストに合わせて検討することが重要です。
「シビックテックデータプラットフォーム AOS IDX」は、シビックテックの領域において、多くの重要な役割を果たします。以下にその主要な役割を挙げます：
これらの役割を果たすためには、プラットフォームが信頼性、安全性、アクセス性、使いやすさなどの要件を満たしていることが不可欠です。また、データの品質、整合性、更新頻度なども重要な要因となります。
「シビックテックデータプラットフォーム AOS IDX」でのいくつかのデータ活用例を挙げます。
シビックテックは、公共の利益を追求するための技術的な取り組みを指します。データの活用は、シビックテックの中核的な要素となっており、多岐にわたる事例が存在します。以下は、シビックテックにおけるデータ活用の主要な事例をいくつか紹介します：
これらの事例は、データを活用することで、都市やコミュニティの課題を解決し、市民の生活の質を向上させるための取り組みを示しています。シビックテックの領域は急速に進化しており、新しい技術や方法論が導入されることで、さらに多様な活用事例が生まれてきています。
「シビックテックデータプラットフォーム AOS IDX」は、厳格かつ柔軟なアクセス権限管理機能や、ドキュメントへの検索用メタデータ付与によるデータ検索性の強化、AIデータ活用に向けたマルチモーダルAIへの対応、ファイルビューアー機能、暗号化機能、バックアップ機能、および大容量、長期保管向けアーカイブシステム機能を備えています。AOS IDXは、シビックテックデータ管理向けに設計されたクラウドストレージのSaaSです。
(1)シビックテックに関連するデータをバックアップし、どこからでもアクセスできるようにする
(2)内部や外部と安全な共有をし、チームコラボレーションを効果的に行う
(3)すべてのドキュメントのバージョンと変更を追跡する
(4)VDRドリブンセキュリティにより、セキュリティとコンプライアンスを最大化して、シビックテックデータを安全に保つ
(5) AI活用を見据えた検索用メタタグ機能
(6)大規模なコスト削減を可能にする大容量データ管理機能
(7)独自カスタムブランドでの展開、ロゴ設定可能
(8)マルチモーダルAIへの対応
(9)次世代知財検索エンジン機能
シビックテック領域におけるAI（人工知能）の活用は増加傾向にあり、多岐にわたる事例が見受けられます。以下に、シビックテックにおけるAIの活用事例を12個挙げます：
これらの事例は、AIの力を利用して公共の利益を追求し、都市やコミュニティの課題を解決しようとするシビックテックの取り組みを示しています。AI技術の進化に伴い、これらの活用事例も進化し続けることでしょう。
シビックテックを取り巻く環境や携わる企業内に存在する様々なX-Techにおけるツールやデバイスで生成される膨大なデータを適切に管理することで、AIに向けたデータ活用の準備を進めることができます。
AIにおけるデータプラットフォームには、AIデータの源となる各分野に分散されている大量かつ多岐にわたるデータドリブンのためのデータを効率的かつ安全に収集、保存、管理することが求められ、これらのAI学習データを適切に保存管理することができる AIデータマネジメントが重要です。AIの成功は、AIアルゴリズムのトレーニングに使用するトレーニングデータの品質と、AIライフサイクルによるメンテナンスが重要な鍵となります。
AIの精度を高めるためには、データの品質を向上させることも重要です。AOS IDXにおけるデータ管理は、データの品質を確保するためにも重要です。データの収集、整理、保存、共有、分析などの過程で、データの品質を確保することが必要です。
AOS IDXでは、こうしたAIライフサイクルの仕組みとマルチモーダルAIへの適用に基づき、AIデータにおけるAIシステムのためのAIデータ管理を行い、企業における優秀なデータがあって初めて優秀なAIシステムを実現できるというData to AIのコンセプトの元、AOS IDXによって、シビックテックデータの利活用の促進、リスクの最小化、より質の高いシビックテックデータ管理に向けたプラットフォーム構築を支援します。
「AOS IDX」は、経済産業大臣賞に輝くAOSグループのリーガルテックの技術、ITreview Grid Awardの3部門で13期連続受賞、2020年11月ITreview Customer Voice Leaders受賞の「AOSBOX」のクラウドバックアップ技術、BCN AWARD システムメンテナンスソフト部門最優秀賞を14年連続受賞したデータ管理技術、経済産業大臣賞を受賞したグループ企業のリーガルテック社のVDR技術を融合し、安全なデータのやりとりと共有および保管システムを基盤とするインテリジェントなDXソリューションとして開発されました。
【AOSデータ株式会社について】
AOSデータ社は、データ管理技術で知的財産を守る活動を続けており、企業7,000社以上、国内会員90万人を超えるお客様のデータをクラウドにお預かりするクラウドデータ事業、20年に渡り100万人以上のお客様の無くしてしまったデータを復旧してきたデータ復旧事業、1,300万人以上のお客様のデータ移行を支援してきたシステムデータ事業で数多くの実績を上げてきました。データ移行、データバックアップ、データ復旧、データ消去など、データのライフサイクルに合わせたデータアセットマネジメント事業を展開し、BCNアワードのシステムメンテナンスソフト部門では、14年連続販売本数1位を獲得しています。また、捜査機関、弁護士事務所、大手企業に対して、証拠データのフォレンジック調査や証拠開示のEデイスカバリサービスで数多くの事件の解決をサポートした技術が評価され、経済産業大臣賞を受けたグループ企業のリーガルテック社のリーガルデータ事業を統合し、今後一層、データコンプライアンス、AI・DXデータを含めた「データアセットマネジメント」ソリューションを通して、お客様のデータ資産を総合的に守り、活用できるようにご支援することで、社会に貢献いたします。また、 若手隊員の登用・育成を促進し、防衛省の優秀な人材確保・育成に寄与することを目的として作られた若年定年制度を支援し、先端技術のエンジンニアキャリアが活かされる産官連携で日本社会に貢献します。
